乙一 The Book [小説]
The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day
- 作者: 乙一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/11/26
- メディア: 単行本
今日は乙一です。
この作品を知らない人でも『ジョジョの奇妙な物語』を知っている人は多いんじゃないでしょうか。
乙一×ジョジョ。
最強のタッグです。
荒木 飛呂彦のジョジョの世界観そのままに、乙一が物語をつづっています。
内容としてはジョジョ第四部のスピンオフとなっていますが、ジョジョを読んでなかった私にも理解できました。
結構長い作品ですがさすが乙一の作品ということで読みやすいです。
湊かなえ 告白のレビュー [小説]
この小説は、本屋でなんとなく買ってみようかな、と手にとった作品。
ですが、あまり期待していなかった私に満足以上のものをくれました。
映画化もされ有名な作品ではあるが、映画だけ見た。という人も多いと思うので是非とも読んでほしいです。
まず最初の1章を読んで、衝撃を受けました。
新しい・・・
一人の教師による『HRでのお話』で話が進んでいく。
語り口調だけで進められていくストーリー。
真新しい表現方法に感動しながら読みすすめていると・・・
普通の中学校の日常が一変。
教師の『告白』によって衝撃が教室中に走る。
悲しい事故によって亡くなった教師の娘が、実はこのクラスの生徒に殺されたのだという。
ここまで読んでしまうと、途中で休憩を挟む余裕などなくなるはず。
私も3時間ほど、何もせずストーリーに没頭してしまいました。
章ごとに語り手が変わり、それぞれの『告白』によって明かされる真実。
申し分ないストーリー、表現方法に加えて最後にはどんでん返しまで!
読み終えた後には爽快感と、こんな凄いストーリーを描ける人がいるなんて・・・
と、唖然としてしまいました。
今まで多くの作品をよんできたが、初めての感覚でした。
友人たちに勧めていると、映画化が決定。
もちろん見に行きました。
原作を読んだはずなのに最初の衝撃にはじまり、中盤のわくわく、最後の爽快感など
原作をよんだ時と全く同じ感動がありました。
それもそのはず、原作者湊かなえさんが
「原作を超えた!」
とおっしゃる程の出来です。
是非、原作・映画の両方を楽しんでいただきたいと思う作品です。